ついついぽちり

アラサー女子の日常を垂れ流すブログ

あと100日

気付けば出産予定まであと100日。 まさか自分にこんな日が来るなんて全く想像できずにいたけど、なんとかここまでたどり着きました。 とりあえず記録として、ここまで夫と過ごしてきた道のりを振り返っておこうと思う。

そもそも、私は結婚もしたくなかったし、子供も望んでいなかった。 結婚という制度に疑問を持っていたし、望んだ相手と一生を添い遂げらるのであれば、いわゆる事実婚という状態でも良かった。 もともと子供が好きではないこと、今の自由を子供に奪われると思ったこと、子供の頃から大人になっても実母のことが好きになれず、こんな私ではきっと彼女のような母親になってしまうがそれは避けたいという思いとで、子供を持ちたくないと思っていた。

夫は私より1つ年上で、私が23歳の誕生日を迎えた次の日から付き合い始めて、すぐ同棲状態になった。 彼はとても優しいし、気が合うし、私と同じように結婚や子供願望を持たないタイプだったので何の支障もなかった。 (ただ、身内や友人から飽きるほど浴びた「早く結婚しなよ」「子供産みなよ」コールには辟易していた)

6年間平和に暮らしていたけど、彼も30歳を迎えて思うところがあったのか、リビングで一緒にテレビを観ていたある日、ティファニーの婚約指輪を手にプロポーズしてきた。 私はその頃になっても相変わらず結婚願望はなかったけど、緊張で震える手が愛おしく、彼が望むなら結婚も受け入れようと思い、指輪を薬指にはめてもらった。そのサイズは私には小さかった(笑)

それから数ヶ月後、2人の思い出の日に入籍。 ちょうどその日、彼の先輩たちを交えて家で徹麻をやっていて、ほぼ出ずっぱりだった私は朝方爆睡状態で、彼が1人で婚姻届を提出しに行ったという思い出も。。笑 お互い結婚式は挙げたくないタイプだったので、親を交えた食事会を行なったくらいで挙式等は行わず。記念写真くらいは撮っておくべきだったかなと思ったけど、こんなだるだるボディで着るドレス姿の写真なんて残したくないしな〜なんて思い、写真すら撮らなかった。

結婚したことで何か変わるかなとドキドキしていたけど、もともと一緒に住んでいたので特に生活は変わらず、彼の態度や関係も特に変わらず、友人から聞いていたような面倒な親戚付き合いもなく、各方面からの煩い「結婚しろ」コールも消え(「子供はまだか」コールは残ったけど)、 なんだ、結婚も悪くないかも。。 と思った。

そして入籍から間も無い夏のある日、マイホーム購入話が浮上。 それまで賃貸マンションに住んでいたけれど、賃貸じゃ払い続けても何も残らないから家賃が勿体無い!いっそ家を買おう!と夫が言い出した。 当時住んでいたマンションは2LDKだったけど、手狭になってきたということもあり、家を探すことに。

そして建売新築一軒家に絞って物件探しを始め、およそ1ヶ月が経った頃。 気になる物件を発見したので夫に相談したところ、彼もすごく気に入ったようで、トントン拍子に話が進んで契約まで完了。 ただ、まだ未完成の家だったので引き渡しまで2〜3ヶ月くらい間があって、その間に引っ越しの準備。

そしてその頃、当時私が担当していた請負業務が終了することになり、いろいろ悩んだけど転職することに決めた。 その業務の委託元に掛け合って働かせてもらえることになった上に、基本的には自宅勤務、業務上物理的に必要な通勤も週2程度で良いとのこと。 当時は体調が優れない日も多かったので、夫の扶養範囲内で働きながら身体を休めて、家のことをちゃんとできる妻になろうと思った。 フルタイムで勤めていた頃はほとんど私の方が帰りが遅かったけど、夫は働きたいなら働いていいけど妻にはなるべく家にいてほしいというタイプだったので、これなら夫の希望が叶えられると思ったし、2人暮らしなら私がフルタイムで働かなくても問題ない程度には稼いでくれているから問題ないかなと。

前回も、そして前々回の転職の時もそうだったけど、私は一部の環境が変わるといろんな環境が変わりやすいみたい。。。^^;

そんなこんなで無事に引越しも終わり、仕事も細々と続けて2年が経とうとしていた32歳のある日。 体調が悪い日が続いて大好きなお米も食べられず何なんだと思っていたところ、夫に「妊娠してるんじゃない?」と言われて「まさか〜」と返したものの、まさか…!?と思って検査薬を使ったところ、陽性反応。私は妊娠力が著しく低いと思っていたのですごーーくビックリ。信じられなくて、検査薬3本も使ったくらい(笑) 翌々日、産婦人科に行ったら既に妊娠3ヶ月(9週だったかな)とのことで、心拍も確認できました。

結婚前は子供願望のなかった夫が子供がほしいと口にし始めてから何年経ったか忘れてしまったけど、私はやっぱり母親になる自信がなかったし、なりたいとも思わなかった。夫のことがずっと変わらず大好きで、2人きりの生活をこれからもずっと続けていきたいという気持ちが強かった。夫も変わらず私のことを好きでいてくれているのは感じていたけど、周りが子供の話をしていて羨ましくなったこと、私が実妹の子供たちと接している姿を見て、自分も子供が欲しいと思うようになったとか。

ずっと子作りを拒否していたけど受け入れる気になったのは、この人が父親なら私が母親でも大丈夫なのかもしれないと思ったのと、夫の希望を叶えてあげたいという気持ちと、根負けと、、、^^; 子供を授かりたいと思っている人からしたら怒られてしまいそうなくらいポジティブな理由ではないですが。。 生理不順で、冷たいジュースやアイスが好きで、野菜嫌いで、夜更かしばかりしている30代の私なんて、そう簡単に妊娠できるはずがないと思っていたけど、これでもし妊娠したらそれこそ運命というか奇跡だなと。 それでもなかなか決心しきれなくて避妊したりしなかったりしたけど、もし赤ちゃんができたら精一杯大事にしようと。そう思ってから1年も経たずに授かるとは。。。やっぱり運命なのかな。

安定期前の悪阻は本当にしんどかったし、不安ばかりが膨らんでいたけど、妊娠7ヶ月の今は悪阻も治ったし、不安な気持ちもだいぶ落ち着いて、プレママ生活を楽しんでる…とまではいかないけど、色々と準備をしながら日々を過ごしています。

予想はしていたけど、出産って、育児って、やっぱりお金かかるなー! いま仕事も引き継ぎ中でこれから産休に入るけど、産休中、夫だけの収入で大丈夫かな。。。とか、保活どうしよう。。。とか、育児ノイローゼになったら。。。とか、ある程度は覚悟して妊娠したはずなのに、やっぱり不安だらけ。

でも、私たちの子供に生まれて良かったと思ってもらえるように、母は頑張るしかない。 頑張るから、あと100日、お腹の中で元気でいてね。無事に産まれてきてね。

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